持株会社の機能、役割を、「グループの子会社」から今一度考えてみよう!
持株会社制度に移行した場合、一般的な関心は、新しく出来た(あるいはその役割を
担うことになった)持株会社に集まるように思います。
実際に私たちがご支援している際に、感じることでもあります。
しかし冷静になって考えてみると
”昨日まで独立した会社で運営していた子会社の立場からすれば、本日持株会社に移行したからといって、いきなり社内でも、対お客様の関係でも何かが変わるわけではない”
ことがほとんどのはずです。
ですから子会社の立場からすれば、「持株会社が出来たことで、何か良い方向に動くはずだ」という期待を裏切ることがないようにすることが大切ということになります。
例えば、
①子会社にとって負担な、反対株主やオーナー株主との間のクッション役になってくれる
②子会社が、明確な経営方針など運営上、有益な情報・手段の提供を受けられる
③子会社が、持株会社の(持つことになる)ブランド力が使える
④子会社の機能・業務の一部を担ってもらえる
⑤子会社の採用を担ってくれる
⑦子会社の業務標準化が促進される
⑧子会の代わりに、公官庁・監査法人・課税当局の折衝を行って貰える
ということを通じ、子会社にとって売上拡大や利益増加に貢献する何かが得られるのであれば、その得られるものの代わりに、当然支払い、また負担するものも当然でてきて、グループへの更なる貢献に繋がり、持株会社の存在意義も大きなものになるはずです。
当たり前じゃないか、という声が聞こえてきそうです。
しかし、「子会社の立場で考える」というのは、意外と出来ていないものです。
(持株会社化が規定路線になると、その瞬間に「決まったことだから」なり、あって当然なのでその理由を考えなくなってしまうものです。)
実際に持株会社化をお手伝いする私たちが、一番大事に考える点が、この内容です。
出来ているつもりで「子会社の立場で考えていなかった」がために、持株会社とグループ各子会社の合意形成がなかったことが何を生むのか、興味のある方は是非お問い合わせ下さい。
(執筆:神原)