事業の移転を検討するにあたっての論点は? ①
事業の移転を検討するに当たっての論点には、何があるでしょうか?
一つ目は、許認可の引継ぎが可能かどうかです。
例えば、運送業、建設業など、許認可がないと事業を行えないような業種の場合には、要件を満たすがどうか、当局への確認が必要となります。
移転したものの、事業を継続できないのでは移転をする意味がありません。
この確認が非常に重要となります。
二つ目は、担保提供している資産の移動が可能かどうかです。
事業の移転にあわせて不動産を移転するケースがありますが、この不動産に設定されている担保も会社が引き受ける場合には、債務者等の変更登記が必要となっているため、金融機関に相談をする必要があります。
相談を含めるとスケジュールに影響を及ぼす可能性があるため、事前検討が必要です。